前に教えてもらったWebflowで思いついたんだけどー、自分でサイト作って何か売ったらがっぽり儲かるよねー。猫田Tシャツとかどうかな?
相変わらず商魂たくましいですね。プログラミングはどこにいったんですか
プログラミングマスターになって、そのノウハウをWEBサイトで販売するのもいいなー
相変わらずお金に糸目のない猫田さん。そこにCANIT先生がやってきました。
何やら面白そうな話をしていますね。WEBサイトでの販売ですか
サイトで自分の商品を売りたいのよねー
なるほど、いまどきですね。WEB上での出品だとクラウドソーシングが有名ですが、手数料がかかりますよね。その点、自分サイトがあれば手数料が安くなります。そのかわり、集客が必要になってきますが……
キャニット先生! 売ることに特化したサイト制作のツールはありますか? もちろんノーコードのやつがいいです
いい質問ですね。では、今回は最近話題のノーコードツールShopifyについて解説するとしましょう
唐突なノーコードツールの紹介が始まりましたよ
……牛山くんの戸惑いをよそに、ノリノリのCANIT先生。今回は最近話題沸騰中、新進気鋭のストア構築ツール「Shopify」について解説します。
初心者でも簡単にわかる:Shopifyの基本
まずは、Shopifyがどんなものなのか解説しますね
①:Shopifyとは
Shopifyとは、2004年にカナダに拠点を置くShopify社がローンチした、ECサイトの開発・運営を手がけるECプラットフォームです。
うーん、カナダということはやはり英語なのかなー
それに2004年に出てなぜ今話題なんですか?
そのあたりも解説しますね。
Shopifyはローンチ後、175か国100万ショップ以上に導入されるまで成長を遂げています。2017年11月には、日本法人も設立されました。そのため、管理画面は日本語です。サポートも日本語対応されているので、安心して使えます。
ノーコードにより手軽かつ長期的にECサイトを運営できること、世界各国に向けた越境ECの構築が可能であること、それらが月額29ドルで導入可能な点がShopifyが人気となった背景のようです。
この手軽さ故か、最近では大手の企業でもアマゾンや楽天から撤退し、自社でShopifyのストアを立ち上げて運営する企業も多数現れて話題となっています。
みなさんが大好きな青い翼を授けるドリンクの会社もShopifyを運営していますよ
②:Shopifyの料金
月額29ドルってことは有料ですよね?
そうですね。最初の14日間だけトライアル期間として無料ですが、それ以降は有料です
14日間の間に料金を支払う設定をしなかったら、作ったストアは消されるのー?
料金を支払うまで、一時的に凍結がされますよ
うちの電気代みたいだねー
何やら聞き捨てにならないことを聞いてしまった気がしますが、流しておきましょう
Shopifyの料金プランについては公式HPで確認できます。2021年6月時点で3パターンがありますが、もっとも少額の月額29ドルプランでも一通りの機能を使用できますよ。
③:ShopifyとBaseの違い
ECサイトって最近流行りだと思うんです。他のECサイトを作るノーコードツールとShopifyの違いとか教えて欲しいです
わかりました。では日本発のBASEと比較してみましょう。
BASEはShopifyと異なり、0円でストア構築・公開までが可能です。決済機能も数点あるので、国内向けのネットショップを始める十分な機能がついています。またストア構築のテンプレートも豊富にあります。しかし初期費用が0円の分、手数料がShopifyよりも高めに設定されています。
一方、Shopifyははじめから有料ですが、その分手数料は低いです。また、サイトのアクセス解析などマーケティング面に優れている長所もあります。
本格的にECサイトを運営して売り上げを伸ばしていきたいのなら、Shopifyに軍配が上がりそうです。
猫田Tシャツが大量に売れるなら、Shopifyのほうがおトクぽいね
猫田Tシャツですか……
……海外では需要があるかもしれませんね
Shopifyで何ができる?
続いて、Shopifyで何ができるのかまとめてみました
Shopifyで、できることのまとめ
- 多数のチャネルとの連携に対応
(ShopifyはTwitter、Instagram、Amazonなどをはじめ多数のチャネルで販売することができます) - 越境ECへの対応
- 在庫管理
- ストア分析(サイトの流入データと購買データ)
- 豊富なテンプレート(無料は9種類)
- Shopify APPストアによる拡張機能追加
- Shopify POS(Point of sale)で、オフラインの商品販売も可
簡単に言うとShopifyはただサイトに商品を並べるだけではありません。在庫の管理からマーケティングまでECに必要なこと全て対応可能です
すごいー
Shopifyのメリット
Shopifyの特徴やできることについて触れてきましたので、メリットについてまとめましょう
アプリが豊富のため、拡張性が高い
ShopifyはAPIを開放しているため、多くのサードパーティによる独自アプリが開発されています。Shopify APPストアからアプリをインストールすることで、よりパフォーマンスの高いECサイトの実現が可能です。
SNSと連携できることで、売上を期待できる
せっかくECサイトを作っても、お客さんが来なければ全く意味がありません。Shopifyは各種SNSと連携することが可能です。インスタグラム、ツイッター、LINEから商品を直接販売することで、さらなる売上が期待できます。
マーケティング面に強い
こちらはShopifyの管理画面ですが、マーケティングという項目があり、サイトのアクセス分析に長けています。カゴ落ち(カートに入れた状態で離脱していること)ユーザーに、メールでお知らせする機能もあります。
Shopifyのデメリット
反対にデメリットについてもあげておきましょうか
英語が必要な場合もある
猫田さん……ここで悲報です。Shopifyも英語が必要なときがあります
ガーン
Shopifyはもともと海外のサービスです。海外が公開した情報をShopify JAPANがローカライズしてくれていますが、最新の情報を把握したいときは英語の情報をキャッチできたほうが良いでしょう。また、前述したサードパーティアプリも主要な開発会社は海外なので、内容の説明は英語です。
よくわからない英語のアプリを入れるのは抵抗がありますもんね
とはいえ、今お伝えした内容はある程度進んでからです。導入の段階ではさして気にすることではないでしょう
改良にはHTML/CSSの知識が必要
Shopifyは非常に操作性がシンプルなので、テーマのカスタマイズを簡単に行えます。ただし、サイトのパフォーマンスを上げるためにより詳細な設定をしたいときは、HTML/CSSの出番です。
豊富なテンプレートは、ほとんどが有料
Shopifyには100種類以上のテンプレートがありますが、無料で使えるテンプレートは9種類のみです。
有料のものは相場が160USDから180USDです。日本円にして約20,000円ほどですね
結構しますね
Shopifyでノーコード開発を始める方法
では、Shopifyを用いたノーコードでの開発の始め方を、実際の画面に沿って解説しましょう
①:アカウント登録手順
まずは公式HPにアクセスします。
「無料体験をはじめる」でトライアルスタートです。
メールアドレスなどを入力します。ストア名やURLはあとで変えられるので仮置きでも大丈夫です。
アンケートと個人情報を入力すればOKで管理画面に入ります。
②:Shopifyの主なメニュー、画面構成
非常にあっさりした見やすい管理画面ですね。
左のパネルの「オンラインストア」ー「テーマ」からサイトを作ることができます。カスタマイズボタンをクリックしてみましょう
コードを書かずにドラックアンドドロップでストア構築を進めることができますね!
無料でもしっかり使えそうな、かっこいいのが揃ってます。
また商品の登録をしたい場合も同様に管理画面の左から追加していくことができます。
見やすくてとても使い勝手が良さそうですね
Shopifyの学習方法
最後にShopifyを使いこなすための学習方法を紹介しましょう。Shopifyの学習方法は、主に3つです
- 公式サイト
- 動画
- プログラミングスクール
Shopifyの学習方法①:公式サイト
Shopifyブログ
https://www.shopify.jp/blog
Shopifyヘルプセンター
https://help.shopify.com/ja
Shopify パートナープログラム
https://www.shopify.jp/partners
Shopifyの学習方法②:動画
動画で学びたい場合は、Udemyに教材があります。
英語となりますが、動画に沿って操作していけば理解できるでしょう
Shopifyの学習方法③:スクール
がっつり勉強したいという方はスクールを選ぶのも手です。紹介しているデイトラはShopifyJapan認定のスクールです。ストア構築だけではなく、営業やマーケティング戦略まで一貫した学習ができます。
販売に特化したノーコードツールshopify:まとめ
というわけで、今回はShopifyの紹介をしました。
今後日本語のサードパーティが増えてくるとより一層使いやすいツールになってきそうですね。まずは無料トライアルで使いやすさなどを確認してみると良いでしょう。
〜余談〜
今回も充実した内容だったなあ。 キャニット先生、猫田Tシャツと猫田が教えるプログラミングだったら、どっちが需要があると思いますか?
プログラミングですね
〜完〜