プログラミング学習を頑張っている牛山くんと猫田さん。牛山くんは、まずJavaScriptを学ぼうとしているようです。

そろそろ本格的にJavaScriptを学ぼうと思うんですよね。そこで、まずは本を買おうかと……

JavaScriptの本かー たしかに手元に1冊、置いておきたいよね

でも、こないだ本屋さんに行ったら、あまりにもたくさん種類があって……

わかるー 選択肢が多いと、結局何も買わないんだよねー
と、二人がそんなとりとめのない話をしているとキャニット先生がやってきました。

おやおや? 学習本を買うための相談ですか? いいですねぇ

そうだ! キャニット先生におすすめの本を紹介してもらいたいです

わかりました。牛山くんはまだJavaScriptの初心者ですから、初心者でも理解しやすいものを紹介しましょう
というわけで、今回は初心者向けにJavaScriptの学習本を厳選して紹介します。
初心者向け!JavaScriptの本を選ぶ3つのポイント


まずは本を選ぶ基準を紹介しますね。ここで紹介する基準は、JavaScriptに限った話ではありません。プログラミング学習全般に通じる話なので、よく覚えておいてください
初心者向けJavaScriptの本を選ぶポイント①:出版日が新しい

まず大前提として、出版日が新しいものを選ぶことです

古いのだと、情報まで古くなっている可能性があるからですね

そうなんですよ。だから、古本屋さんなどで安く手に入れるのは難しいでしょうね
プログラミングの情報は他の分野以上に日々更新されています。そのため、そもそも『本』という学習形式自体があまりそぐわないのです。それでも、学習本が1冊手元にあるとやはり便利なのは間違いありません。それなら『なるべく、最新の情報まで盛り込まれている本を購入してください』というわけです。表紙や最終ページに出版日が記載されているので、必ず確認しましょう。
初心者向けJavaScriptの本を選ぶポイント②:1-2.イラストや図解が多い

続いては、なるべくイラストや図解での説明がされていることです

やっぱり絵があると、わかりやすいもんね

でも、同じページ数だったらイラストが描かれている分、情報が少ないんじゃないですか?

初心者向けの本は、そもそも情報が不足しているんですよ。その1冊をマスターしたら、どうせ別のもう少し難しい本を買うようになります。だから、情報の不足はあまり気にしなくて大丈夫です
初心者向けJavaScriptの本を選ぶポイント③:専門用語が分かりやすく説明されている

専門用語に関する解説がきちんとされているものが良いですね

プログラミング学習は、専門用語が多いですからねぇ

パソコンで調べたら理解できるんだろうけど……本で学習しているのなら、それは面倒だもんなぁ
分からない専門用語を調べることも大切ですが、調べる対象が多すぎると挫折の原因になりかねません。スムーズに学習を進められるよう、専門用語の解説が丁寧にされている本を選ぶべきです。また、読みやすさも大事ですが……どんな文章が読みやすいのかは人によって変わるので、実際に本文を少し読んでから買う本を決めると良いです。
初心者向けJavaScriptの学習におすすめの本


では、おすすめのJavaScriptの学習本を厳選して3冊だけ紹介しますね
①:これから学ぶ JavaScript

『これから学ぶJavaScript』は、タイトルのとおりこれからJavaScriptでプログラミングをはじめたいと考えている初心者のための入門書です。
全くのプログラミング初心者でも問題ありません。「プログラミングとは何か」「JavaScriptが活躍するWebの世界はどういった仕掛けで動いているのか」から理解できるように、JavaScriptプログラミングの土台となる力を身につけることができます。
また、この本はこれからプログラミングをはじめる初心者を前提としているため、やや上級の内容や古くからあるJavaScriptプログラミング方法などは割愛されています。3人の登場人物が会話形式で内容を解説してくれるため、とても理解しやすく、すぐに読み終えることができます。
②:スラスラ読める JavaScript ふりがなプログラミング

『スラスラ読める JavaScriptふりがなプログラミング』は、「プログラムの読み方をすべて載せる(ふりがなをふる)」という手法で究極のやさしさを目指した、新しいJavaScriptの入門書です。
登場するプログラムには、読み方と読み下し文を用意してあります。プログラムの1行1行が何を意味していて、どう動くのかが理解することができます。
プログラミングの勉強を挫折してしまう原因である「プログラムが読めないから、自分が今何をしているのかわからない」を解決できます。また、実際に手を動かしながら進むだけでなく、プログラムを考える応用問題も用意されています。
③:マンガでわかるJavaScript
『マンガでわかるJavaScript 』は名前の通り、マンガで分かりやすくJavaScriptについて学ぶことができます。架空の高校生にJavaScriptを教わるストーリで、完全に初心者をターゲットにした一冊です。
JavaScriptについて少し理解している方には少し物足りない内容かもしれません。でも、初心者にはマンガのようにスラスラ読めるのでおすすめです。
JavaScriptを効率良く本で学習する2つのコツ


さて、無事におすすめのJavaScriptの学習本を手に入れたら、効率良く学習していきましょう。最後に、本でJavaScriptを学習するコツを紹介しますよ
JavaScriptを効率良く本で学習するコツ①:実際に手を動かしながら学習する

他のプログラミング言語の学習も同じですが、やはり自分でコードを書かないとなかなか身につきません。自分で手を動かすのが基本ですよ
本で勉強することと、実際に手を動かすことはセットと考えてください。実際に手を動かしてコードを書きながら勉強することで、JavaScriptの構文のイメージが感覚的に身につきます。実用的なサンプルを作りながら学べる本を選ぶようにすると、JavaScriptが格段に学びやすくなるでしょう。
JavaScriptを効率良く本で学習するコツ②:何回も読み返す

続いては、同じ本を何度も読み返すことです

1冊終わったら、別の本を購入してしまいそうでした……

いろんな本を読むよりも、同じ本を繰り返し読んだほうが理解しやすいですよ。もちろん、次のステップに移るときには、もう少し難しい本を手にするようになると思いますが……初心者のうちは1冊を繰り返し読むと良いです
JavaScriptを効率良く本で学習するコツ③:暗記しようとはしない

本に書いてあることを理解するのは大切です。でも、暗記する必要はありませんからね
暗記しようとすると挫折しやすくなります。大事なのは暗記ではなく、仕組みを理解しながら繰り返し勉強することです。
最初はサンプルコードを模写するだけで大丈夫ですから、感覚的に基本文法を身につけたら、どんどん実行に移していきましょう。実行して、失敗して、復習する。この流れを繰り返すことが重要です。
初心者向け!おすすめのJavaScriptの本:まとめ


というわけで、今回はJavaScript初心者の方向けに、おすすめの本を紹介しました

ここで紹介した『本の選び方』は、JavaScript以外のプログラミング言語にも使えそうですね

ネットで買うのが便利だけど、読みやすさまで考えたら実物を見たほうがいいかもね

ネットでも『お試し読み』ができることもありますが……やはり実物を手にしたほうがいいでしょうね