PHPとは何をするためのプログラミング言語?

お二人は、普段インターネットを使いますか?

わからないことがあると、とりあえずネットで調べますね

ダラダラとネットを眺めるのが生き甲斐です

お二人ともネットには慣れているようですね。実は、多くのサイトがWordpressというソフトで作られているんですよ。ただ、デフォルトのままWordpressを使ってサイトを作ると、どうしても素人っぽいページになってしまいます

素人っぽいページありますよね。自分でサイトを作るならもっとカッコよくしたいなぁ
猫田さんのように「もっと凝ったホームページにしたい」と思うなら、「PHP」というプログラミング言語を使うと良いです。

PHPを学ぶとどんなことができるんですか?
PHPはWEBアプリケーションの開発や、自分のホームページに何かの機能を追加しようとする際に使用されるプログラミング言語です。

比較的学びやすいプログラミング言語なので、これから一緒に学んでいきましょうか
PHPとは、どのようなプログラミング言語なのか?

PHPについて調べていると、サイトやブログまたは参考書などでは「動的なWEBページを作成するための言語」というように説明されていることが多いです。

「動的」とか言われても困るんですよねぇ。抽象的すぎて。プログラミングの勉強ってどうしてこういう抽象的な表現ばかりするんでしょう。おかげでチンプンカンプンです

たしかにそういう一面はありますね。「動的」をもっと具体的に言うと、ユーザーの行動によって結果が変わる……そんなイメージです
身近で使われているPHP
たとえば、PHPが使われるケースの多いホームページに埋め込まれた「掲示板」は、ユーザーが書き込みをすることによってページの内容が変化します。

ユーザーが掲示板にコメントをしたら、そのコメントがサイトに掲載されるってことですね
または、ECサイトなどでショッピングカート機能などを組み込んでいると、ユーザーが選択した商品をカートに入れた際に表示されるページは、カートに入れられた商品によって異なります。

たしかに、商品をカートに入れたら、カートにはその商品が表示されますね

そうです。普段みなさんが当たり前のようにやっているネット上での動き。これらを「動的」と言うんですね。そして、動的なWEBページはPHPで作られることが多いんですよ

掲示板にコメントしたり……商品をカートに入れたり……。なるほど!つまりは「動的」ってことですね
このように、PHPはWEB開発で頻繁に使用されるプログラミング言語です。
WordPressのカスタマイズはPHPで行うのが基本
また、先ほどお話ししたWordPressのデザインや機能をカスタマイズする際に用いられる「プラグイン」を作る際にもPHPが使われています。
PHPは初心者でも副業で稼げると言われているが、本当なのか?

インターネット上で副業について調べていると、「プログラマーが儲かる」とか、「週に1~2日程度で月に10万円は稼げる」というような話を目にする機会は多いと思います。
また、「PHPは初心者でも習得できる」という話もよく聞きますが、実際にはどうなのかということについて紹介していきましょう。
PHPの難易度

最初にお伝えしましたが、PHPは比較的学びやすい言語です。難易度はそれほど高くありません
また、需要も高いです。最近ではRubyやPythonなどが人気の言語となっていますが、まだまだWEB開発の現場ではPHPを習得している人が重宝されています。

ただ……「PHPは初心者でも稼げる」というのは間違いですね

ガーン!
PHPはプログラミングのことを全く知らない初心者の方でも数ヶ月もあれば習得できる言語です。
もちろん、プログラミングスクールなどを利用すれば、もっと早く、正しい知識を身につけることが出来るでしょう。
肝心なのは「PHPを習得している人は稼げる」ということです。 まだ、習得をしていない人は当然のことながら副業として稼ぐことは出来ませんので、その点に関しては注意しなければいけません。

あーなるほど。学んでいる最中から稼げるわけではない……と。そりゃ、そうですね
PHPでは具体的に何が出来るのか?


続いては、PHPで出来ることを具体的に紹介します
PHPはWEB開発の現場で使われることの多いプログラミング言語なので、使用される内容についてもWEBに関するケースが多く、主に下記の3つの目的で使用されます。
- HTMLコードの生成
- データベースとの連携
- ユーザーから送信された情報の受け取り
それぞれの目的をもう少し詳しく紹介しましょう。
①:HTMLのソースコードを生成する

PHPを使用することで、HTMLのソースコードを作成することが可能です。
ただしPHPを使うのは、「動的なWEBページを作成する」部分だけです。
全ての文章をPHPで作成する必要はなく、HTMLの一部分だけをPHPで作成することで目的が達成されます。
あくまでも動的なページを作成する部分に使用するので、それ以外の部分に関してはHTMLのまま構築したほうが楽に作れるでしょう。

ということは……PHPを使うためには、大前提としてHTMLの理解が求められるんですね
②:データベースと連携することでWEBサイトやページ作成をする

PHPを使用する際に、一緒に使われる機会が多いのは「Mysql」や「PostgerSQL」などのデータベースを使用する際に使う言語です。
MysqlやPostgerSQLは、サーバーにデータベースを構築する際に用いられる言語ですが、PHPを使用するとデータベース上にあるデータを読み込んで表示することが出来ます。
たとえば、掲示板やブログなどによくある「コメント欄」に書き込まれた内容はデータベースに保存されますが、そのコメントを読み込んでページ上に表示させるのがPHPの役割となります。

ここまでの話だけでも、PHPが使える言語だとよくわかりますね。PHPがないとできないことも多そうです
③:ユーザーから送信された情報を受け取り、データベースへの保存やHTMLページを生成する

PHPはデータベースと連携可能なプログラミング言語なので、ユーザーから送信された情報を、PHPを使うことで受け取ることも出来ます。
よくあるケースとしては、ホームページ上に作成したお問い合わせページのテキストに入力された内容を受け取る際に使われることがあります。
また、ホームページ上のフォームに入力された内容によって、ページが変化する際のHTMLソースを作成する際にも使われます。

さっき説明してもらった「動的」ってやつかぁ

そうですね。このように、PHPはホームページを運営する上で、ユーザーの行動に合わせて色々と出来るのが特徴です
まとめ:PHPは学びやすく使えるプログラミング言語

PHPはWEBに関する色々なことが出来るプログラミング言語となっていて、汎用性が高いのが特徴的です。
色々なことが出来るために、仕事として受けられるレベルにまで育てるのが難しいことも挙げられますが、副業としてプログラマーをする際には重宝するプログラミング言語となっています。

PHPを学ぶメリットは大きそうですね

うん!自分のサイトを作ってガッポリ儲けたいから、PHPを勉強しようかな

目的はどうであれ、PHPの学習は良いと思いますよ。今回はPHPそのものの紹介だけでしたが、次回から本格的にPHPの学習をスタートさせましょうか