これまでIT業界で働いた経験がない方に向けて、インターネットマーケティング担当者という職業を紹介します。仕事内容、年収、インターネットマーケティング担当者として働くメリットやデメリット……。これらを知ることで、次の転職先としての選択肢が広がります。
インターネットマーケティング担当者の仕事内容とは
インターネットマーケティング担当者は、企業のオンラインプレゼンスを強化する役割を果たします。具体的には、SEO(検索エンジン最適化)、SNSマーケティング、メールマーケティング、コンテンツマーケティングなど、さまざまなオンラインマーケティング手法を使用してブランドや製品の認知度を高めることが主な仕事です。
業界未経験でも転職できる?
IT業界未経験でもインターネットマーケティング担当者になることは可能です。ただし、ある程度は自分で学び、その上で転職活動をする必要があります。
具体的な学ぶ対象は、SEO(検索エンジン最適化)、SEM(検索エンジンマーケティング)、SMM(ソーシャルメディアマーケティング)、メールマーケティング、ウェブ解析などです。オンラインコースやワークショップ、書籍、ブログ記事など、これらを学ぶためのリソースは数多く存在するので上手に利用してください。
また、資格の取得も転職には有効です。 デジタルマーケティングの資格を取得すると、雇用者に対して自分が適切なスキルと知識を持っていることを証明することができます。Google Ads認定、Google Analytics認定、Facebook Blueprint認定などがあります。
ただし、この分野に進むためには技術的なスキルだけではなく、コミュニケーションスキルも重要です。
インターネットマーケティング担当者への転職に興味があっても、IT業界で働いたことがない方は不安かもしれません。それなら、WorxのようなITスキルを学びながら転職支援してくれる新しいサービスを利用すれば、転職のチャンスは広がります。IT業界への転職を「未経験だから」の理由で諦めないでください。Worxに関して詳しく知りたい方はこちら。
インターネットマーケティング担当者に必要なスキル
SEO、SEM、データ分析、ウェブデザイン、コンテンツ作成といったインターネットマーケティングの基礎知識が必要です。さらに、ツール(例:Google Analytics)の操作スキル、コミュニケーションスキル、創造性も重要です。
インターネットマーケティング担当者として働くメリット
①:多様性のあるスキルが身に付く
インターネットマーケティングは広告、SEO(検索エンジン最適化)、SMM(ソーシャルメディアマーケティング)、コンテンツ作成、ウェブデザインなど、多くの異なるスキルを含んでいます。これらのスキルを学び、習得することは、個人的な成長とともに職業的なキャリアを強化するのに役立ちます。
②:創造性が磨かれる
革新的なキャンペーンを作り出すためには、創造性が必要です。視覚的なデザイン、コンテンツライティング、またはマーケティング戦略の一部として新しいソーシャルメディアのトレンドを利用することもあります。
③:柔軟な働き方が可能になる
インターネットマーケティングはデジタル空間で行われるため、通常、物理的な場所に束縛されることなく、任意の場所から作業を行うことが可能です。毎日出社するのではなく、リモートワークなどの自由なワークスタイルを選びやすい職業のひとつです。
④:常に刺激のある働き方ができる
新しい技術、プラットフォーム、消費者のトレンドは常に変化しています。これらに対応するためには、新しいスキルを学び、新しい挑戦を繰り返さなければなりません。「大変」と感じるか「面白そう」と感じるかで、インターネットマーケティングへの評価は変わるでしょう。「面白そう」と思える方なら、常に刺激的な働き方ができるようになります。
年収の目安
経験やスキル、企業規模によりますが、2023年の日本でのインターネットマーケティング担当者の平均年収は約400万円~800万円となります。
今後の需要
デジタルマーケティングの重要性が増加し続けており、インターネットマーケティング担当者への需要は今後も高まると予想されます。デジタルトランスフォーメーションが進む中、企業のオンラインでのブランド力を強化する役割はますます重要になります。
キャリアアップ先
①:デジタルマーケティングマネージャー
一般的に、インターネットマーケティング担当者はデジタルマーケティングマネージャーという役職に昇進することがあります。これは、デジタルマーケティングチーム全体の戦略的な方向性を指導し、各キャンペーンの成功を確保する役割を果たします。
②:SEO/SEMスペシャリスト
SEO(検索エンジン最適化)やSEM(検索エンジンマーケティング)の専門知識を深めることで、この分野のスペシャリストやマネージャーとして昇進することがあります。
③:デジタルマーケティングディレクター/CMO(最高マーケティング責任者)
デジタルマーケティングの全体的な戦略と実行を監督する役割になることもあります。このポジションは通常、企業のマーケティング部門全体のリーダーシップを担当します。
インターネットマーケティング担当者としての経験を積んだ後は、マネージャーやディレクターなどの上級職に昇進することが可能です。また、特定の領域(例えばSEOやSEM)のエキスパートとして、フリーランスやコンサルタントとして独立する道もあります。
インターネットマーケティング担当者として働くデメリット
①:学習コストが必要
常に進化し続けるデジタルマーケティングのトレンドに追いつくための学習コストが必要です。常に自分を成長させ続けなければなりません。また、顧客の行動や需要が変化することも珍しくないため、その場合は戦略をすばやく変更する必要があります。
②:忍耐力が必要
マーケティング活動の成果がすぐに出ない場合もあります。この場合、忍耐力が必要でしょう。また、結果をクライアントに結果を報告する際には大きなプレッシャーがのしかかる可能性もあります。
③:トラブルやクレームの対応が多い
広告の設定や運用によるトラブルやクレームに対応しなければならない場合もあります。
まとめ
インターネットマーケティングはIT業界の目まぐるしい動きについていかなければなりません。そのため、常に自分を成長させる必要があります。向き不向きがハッキリしている職業ですが、向いている人にはとてもやりがいのある仕事と言えるでしょう。また、IT業界未経験でも職に就くチャンスはあります。
他にも未経験からIT業界に入れる職業を下の記事にまとめてありますので、是非ご覧になってください。