動画編集を独学するためのロードマップ

動画編集

YouTubeやTikTokの人気も衰えておらず、動画編集のスキルを学んで自分の動画を作ったり、動画編集の副業に興味のある方は実際に多いでしょう。

動画編集を1~2ヶ月かけて学習すれば、月10万円は稼げると言われており、実際にそこまで行った方も多いです。

しかし、独学だとどのように動画編集を学んだり、スキルを磨いたりすればいいのかわからない事だらけです。そこで今回は動画編集を独学で覚える場合、どのように学習を進めるべきかをロードマップでまとめてみました。

動画制作の流れ

動画制作はいくつかの工程に分けることができますが、動画編集者が担当するのは最後の部分です。撮影機器なども必要なく、基本的にはPCさえあれば完結できる仕事になっています。

これから動画編集を身に付けたい方は、是非とも参考にして下さい。

動画編集を独学で覚えられる3つの勉強方法

まずは独学で覚えられる動画編集の勉強方法を紹介します。

独学での勉強方法は大きく分けて3つあります。

  1. 本で勉強する
  2. YouTubeで勉強する
  3. 動画教材で勉強する

この中から自分に合った方法を選び、実践していくといいでしょう。

それぞれのメリット・デメリットについても1つずつ解説していきます。

① 本で勉強する

1つ目の勉強方法は本や参考書で勉強する事です。

この方法は動画編集の知識やスキルについて、低価格で体系的に覚えたい方におすすめです。

近年では市場拡大に伴い、良質な動画編集の本や参考書も手に入りやすくなっています。

そのため本に描いてある文章や画像を見ながら、全体的な流れからアニメーションの作成方法までを理解する事ができます。

本の値段も1冊数千円前後なので、レッスンを受けるより安く済むでしょう。

ただし、あくまで文章や画像を元に覚える必要があるので、わからない箇所は自力で根気よく探さないといけないというデメリットがあります。

また動画と違って動きを見ながら学べないので、視覚的に学べない分、学習効率はどうしても劣ってしまいます。

本で覚える場合はAmazonで評価の高いものを購入し、使っていくのがおすすめです。

内容がわかりやすく、実際にスキルを習得できた方のコメントも多い事から、中身がしっかりしているのが伝わります。

② YouTube動画で勉強する

2つ目の勉強方法はYouTube動画で勉強する事です。

近年ではYouTubeを始めとする配信サイトで動画編集の方法を解説している動画やチャンネルも多く、動きを見ながら実践学習する事ができます。

特にカットのやり方やテロップの入れ方など、技術的な作業を覚えたい場合は心強い味方となります。

何より解説動画は無料で視聴できる場合がほとんどなので、お金をかけずに動画編集を学びたい方にとっては最大のメリットと言えるでしょう。

ストレスなく見られて実践学習できそうな動画を見つけたら、その内容に沿って覚えていくのがおすすめです。

ただし、動画を見るだけなので体系的に覚えづらく、体系的に整理してまとめた動画も少ないのがデメリットです。

③ 動画教材で勉強する

3つ目の勉強方法は動画教材で勉強する事です。

動画教材の最大のメリットは、正しい手順がまとまっている点であり、初心者でもステップ形式で動画編集を学んでいけます。

動画を見ながら見よう見まねで覚えていける点も、動画教材ならではのメリットです。

言わば本とYouTubeのいいとこどりなので、両方の特徴を兼ね備えた動画教材は独学で覚える際に一番おすすめです。

ただし、教材によっては5~10万円と値段が張るため、参考書より費用がかかる点にはご注意ください。

独学で動画編集をマスターするまでのロードマップ

続いては独学でマスターするまでのステップをロードマップで解説します。

  1. 動画編集に使うソフトを選ぶ
  2. ソフトの基本的な使い方や基礎的な技術を習得する
  3. 動画を1本編集してから書き出してみる
  4. ポートフィリオを作成する
  5. 実際に営業する

この5つのステップに従って勉強していけば、独学でも動画編集をマスターできるでしょう。

しっかりとこなしていけば、月10万円も夢ではないので、是非やってみてください。

① 動画編集に使うソフトを選ぶ

まずはパソコンと動画編集用のソフトを用意しましょう。

特に利用者が多いのはAdobe Creative Cloudであり、チュートリアルで手順を一通り学べる点からもおすすめです。Adobe Creative Cloudはたくさんのソフトが使えるパッケージの名前で、実際に使用するのは、Premiere ProやAffter Effectと呼ばれるソフト(アプリ)です。

Adobe Creative Cloudはファイルとして手元に残せるので、Adobeの公式ホームページからダウンロードすればいつでも使えます。

クラウドサービスによるデータの保存もできるので、実案件への着手やチームでの動画編集など、相手とデータを共有する際にはかなり役立ちます。

WindowsユーザーならClipchampがおすすめ

Windowsユーザーなら、無料で使えるマイクロソフトのClipchampがおすすめです。基本的な動画編集作業はすべて対応しており、直感的な操作でも作れてしまいます。

② ソフトの基本的な使い方や基礎的な技術を習得する

次はソフトの基本的な使い方や基礎的な技術を習得しましょう。

未経験者だといきなり編集作業に入っても、何をすればいいのかわからないので、基本的な機能名や役割を理解するところから始めてください。

Adobe Creative Cloudにはプロジェクトパネルやタイムラインパネルなど複数のパネルが存在し、これらをワークスペース内で操作しながら動画編集を行います。

使い方を確認できたら、動画編集には欠かせない基礎的な技術を習得します。

  1. カット
  2. テロップ挿入
  3. BGM・効果音挿入
  4. 画像挿入

動画編集に必要不可欠な技術は以上の4つです。

この全てをマスターすれば、簡単な動画編集はできるようになります。

③ 動画を1本編集してから書き出してみる

基礎技術をマスターした後は、実際に動画を1本作ってみましょう。

これまでインプットしてきた事を書き出し、上手くまとめてあれば簡単な動画編集をマスターしたと言えます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 新規プロジェクトを作成する
  2. 編集する動画を読み込む
  3. 動画をカットする
  4. テロップを挿入する
  5. BGMや効果音を挿入する
  6. 編集した動画を書き出して保存する

もしこの中で1つでもつまずく手順があれば、ステップ2に戻って復習した方がいいです。

失敗自体は恥ずかしい事ではないので、まずは動画編集の手順をしっかりと覚えましょう。

④ ポートフィリオを作成する

ステップ4では今まで学んできた事の集大成として、ポートフィリオを作りましょう。

ポートフィリオとは自分のスキルや経歴をまとめた作品集の事で、動画編集の仕事で応募する際には必要不可欠です。

ポートフィリオ用の動画は3分以内にまとめるのが理想的であり、それ以上は聞き手に飽きられやすくなってしまいます。作成した動画はYouTubeなどに公開したうえで、自分のブログにも掲載しておくと、お問合せにもつながりやすくなります。

短い動画の方が忙しい発注者も目を通しやすく、応募する案件に近い内容にする事で受注率も上がりやすくなります。

⑤ 実際に営業する、仕事を受注する

最後の総仕上げとして、動画編集の実案件にチャレンジしてみましょう。

初心者ならクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングがおすすめです。TwitterやInstagramなどのSNSでも受注できますが、自分のプロフィールにポートフィリオを貼り付けて、しっかりとSNSの更新をすることが必要です。

最初はなるべく多く営業を持ちかけるようにし、採用されるまで応募し続けてみてください。

実案件をこなしていけば編集者としてのスキルも上がっていくので、よりスカウトされやすくなります。

クラウドソーシングで実績を積んでから、企業への直営業など高単価の案件にチャレンジするといいでしょう。

まとめ:動画編集の独学ロードマップ

いかがだったでしょうか?独学でも動画編集を覚える事はできます。

本やYouTubeなど様々な方法がありますが、どの方法でも以下の学習ロードマップに沿って進めればマスターできるでしょう。

  1. 動画編集に使うソフトを選ぶ
  2. ソフトの基本的な使い方や基礎的な技術を習得する
  3. 動画を1本編集してから書き出してみる
  4. ポートフィリオを作成する
  5. 実際に営業する

ただし実績が出るまでに時間がかかるので、根気よく続ける必要がある点は覚悟しておいてください。

このロードマップを参考にしながら、

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動画編集
【この記事を書いた人】
CANIT 先生

あらゆるプログラミング言語をあやつるフリーの凄腕講師。温和な性格で「わかるまで教えます」がモットー。たまに時間ができると動物の仲間達に、プログラミングを教えることもある。現在の生徒は牛山くんと猫田さん。

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