猫田さんが財布の中を見ながらため息をついています。

はぁ……50円しかない……。早くプログラミングで稼げるようにならないとなぁ



どうやって稼ぐつもりなんですか?



それよ、それ! どうやって稼げばいいのかなぁ?
二人がまったく生産性のない話をしていると、キャニット先生がやってきました。



おやおや? 勉強もしないで、プログラミングで稼ぐ話をしているんですか?



でも、プログラミング初心者がどのように稼ぐのかは、聞いておきたいですね



そうそう! どうやって稼げばいいのか、さっぱりわからん



なるほど。稼ぎ方を知るのは、たしかに勉強のモチベーションになるかもしれませんね。では、今回の講義はプログラミング初心者が稼ぐための現実的な方法を紹介しましょうか
プログラミング初心者が稼ぐ現実的な手段






まずは、どんな稼ぎ方があるのか紹介しますね
- メンターになる
- クラウドソーシング
- 自分でサービス開発
現実的なプログラミング初心者の稼ぎ方①:メンターになる






プログラミングスキルを学んだら、学んだスキルを他の人に教える。これは1つの稼ぎ方ですよ



メンターですよね。そんなに簡単にメンターになれるのかなぁ



なんか、どこかのプログラミングスクールだと、メンターになれるのは10%以下とか聞いたよ



プログラミングスクールのメンターにはなれなくても、個人でメンターをやればいいんですよ



その手があったかー
プログラミングスクールのメンターが塾講師なら、個人のメンターは家庭教師といったところでしょう。メンターの登録サイトMENTAを利用したり、ココナラなどで個人サービスを展開させれば、稼げる可能性はあります。



個人でやるメンターって、どのくらい稼げるの?



価格は自分で決めるんですよ。だから、需要が高まれば勝手に値段を上げることも可能です



なにそれ! 夢が広がるなぁ
もちろん安い金額から始めて、確実に顧客を得る方法もあります。また、教えるプログラミング言語によっても相場は変わるでしょう。教えられる人が少ないプログラミング言語をマスターすれば、ライバルが少ないため高収入が期待できます。
現実的なプログラミング初心者の稼ぎ方②:クラウドソーシング






続いてはクラウドソーシング。今ではいちばん一般的な仕事の受注方法かもしれませんね
代表的なクラウドソーシングはランサーズ、クラウドワークスなどです。



クラウドソーシングって、実際どのような流れで仕事をするんですか?



あぁ、一度もクラウドソーシングを経験していないと流れもわかりませんよね。流れを簡単に説明するとこんな感じです
クラウドソーシング:一連の流れ
- クラウドソーシングに登録
- 募集されている案件をチェック
- 受注したい案件に応募
- クライアントから依頼がきたら作業開始
- 作業が終了したら納品
- 報酬が振り込まれる



なるほど。こういう流れになっているんですね。プログラミング初心者でも受注できるのでしょうか?



そこですよね。正直、プログラミング初心者が条件の良い案件を獲得するのは、難しいですよ。上級者に持っていかれてしまうケースがほとんどです



でも、条件が悪い案件はやりたくないなー



そこですよね。『経験のため』と割り切って条件の悪い案件を引き受ける人もいますが……条件が悪い案件は、本当に条件が悪いです



やりたくないなぁ
条件が悪い案件は時給にしたらとんでもなく安いです。それでも『実績作りのため』と割り切って受注するのか、あくまである程度の条件以上の仕事だけを対象にするのかは、それぞれの判断でしょう。
現実的なプログラミング初心者の稼ぎ方③:自分でサービス開発






そして、自分でサービスを開発して稼ぐ手段です



自分のサービスで稼げるようになったら最高ですよね



いちばんリターンが大きいのは、やはりこれですよね。ただし、1円にもならない可能性もあります



サービス開発って、めちゃめちゃ時間がかかるよね?



一概には言えませんが、まぁそうでしょうね



頑張って作ったサービスが1円にもならなかったら嫌だなぁ……



まぁ、ハイリスクハイリターンでしょうね。自分で開発したサービスやアプリがヒットすれば大きな稼ぎになりますが、一方1円にもならない可能性もあります
自分で開発したサービスが軌道に乗って利益を生むまでは、それなりの時間がかかります。そのため、すぐにでも現金が欲しい人には向いていません。もっとも稼げる手段であると同時に、全ての努力が無駄になる可能性も高い選択だと最初に覚悟しておいてください。
プログラミング初心者の現実的な稼ぎ方:まとめ






というわけで、今回はプログラミング初心者の現実的な稼ぎ方を紹介しました



んー どれもこれも一長一短のような気がする



どれかに絞らずに、複数を同時進行するのはアリですか? たとえば、メンターの仕事をしながら自分でサービスの開発をするとか……



もちろんアリですよ。プログラミングスキルを身につければ、稼ぐ方法がいくつも見つかりますから、むしろいろいろと試したほうが良いです。その中でいちばん自分に合っていると思うものを主戦力にすれば良いのではないでしょうか



たしかに夢は広がるよね。頑張ろうかなー
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