PHP入門3:PHPを始めるための開発環境(Apache編)

PHP入門

前回はXAMPPをインストールして起動させるところまで進みました。

今回はPHPファイルを作成してテストをするための環境として「Apacheの設定」をします。

猫田さん
猫田さん

少しずつ進んでいる気がしますね

ちなみに……前回の講義で紹介したように、Apacheはパソコン上にWEBサーバーを構築できるソフトウェアです。 全世界で利用されているソフトウェアで、2017年時点で全世界の約50%のシェアを占めています。

CANIT先生
CANIT先生

ちょっと古い情報ですが、Apacheのニーズの高さは伝わってくると思いますよ

Apacheの主な特徴

独学 女性
牛山くん
牛山くん

どうして、Apacheはそんなに人気なんですか?

CANIT先生
CANIT先生

牛山くん、いい質問ですね!Apacheの人気の理由は、以下の5つによるものです

  • CMSを利用する際に、簡単な設定をするだけで利用できる
  • 公式や非公式を問わずに情報量が多いため、困ったときもすぐに解決できる
  • レンタルサーバーを利用すると、予め組み込まれていることが多いため使いやすい
  • 公開したページの表示を高速化する対策が行われている
  • 常にセキュリティ対策が更新されているため安心できる
猫田さん
猫田さん

つまり、便利ってことですね

CANIT先生
CANIT先生

そうですね(笑) あと無料なのも大きいと思いますよ

猫田さん
猫田さん

そうそう! 無料なのは大事ですねぇ

CANIT先生
CANIT先生

それでは、肝心のApacheの設定方法を紹介していきましょう

XAMPPから起動したApacheの設定方法を図解入りで紹介

スクール

Apacheは単独でも起動が可能なソフトウェアですが、XAMPPの管理画面から起動させたほうがいろいろと便利です。

ということで、XAMPPの管理画面を起動させてからのApacheの設定方法を紹介していきます。

CANIT先生
CANIT先生

まずは、前回の講義の最後に紹介したXAMPPの管理画面を起動させてみましょうか

牛山くん
牛山くん

出しました!

CANIT先生
CANIT先生

はい、XAMPPで上の画像の画面が出せればOKです

この画像の赤枠部分にある「Start」をクリックするとApacheの起動がスタートします。

このように、画面内の「Apache」の部分が緑色になればApacheの起動に成功したということです。

牛山くん
牛山くん

成功です!

猫田さん
猫田さん

わたしも成功しました! 天才プログラマーかもしれません

ブラウザを使って、Apacheが本当に起動しているか確認してみよう

女性 パソコン
CANIT先生
CANIT先生

ここまでは二人とも順調ですね。でも、一度XAMPPを使って、Apacheがキチンと起動できているかどうか確認してみましょう。確認はブラウザで行うのがおすすめです

利用するブラウザについては何でも良いのですが、今回はGoogle Chromeを使った際の確認方法について紹介します。

こちらは、Chromeを起動させた際の画面ですが、注目するポイントはURLを入力する欄です。 こちらの欄に「http://localhost/」と入力してアクセスしてください。

Apacheが起動できていると下記の画面が表示されます。

ちなみにApacheが起動できていないと、こちらの画像が表示されます。

このように、localhostでの接続が拒否されますので、Apacheの起動に成功しているかどうかについては一目瞭然です。

localhostって何のこと?

パソコン
牛山くん
牛山くん

localhostってなんですか?

CANIT先生
CANIT先生

PHPの学習には直接関係ありませんが、将来プログラマーになるのなら知っておいたほうが良いので、簡単に説明しましょうか

localhostとは「ネットワークに繋がっているコンピューターの中で、自分の使っているマシン」のことを指します。

みんなが日常的に利用しているネットワークというのは、どこかのコンピューターに保存されているデータを閲覧するというのが基本です。

その「どこかの」という部分がポイントになるのですが、一般的に特定のサイトを示すアドレスとして「http://〇〇○○.com」などのURLがあります。

この◯に該当する部分がドメインとなるのですが、ドメインはデータがある場所を分かりやすくした住所のようなものです。

牛山くん
牛山くん

ここまでは、聞いたことがありますね

一般的にホームページを作成する際は、まずドメインの取得から始めます。簡単に言えば「住所を取得してから、その住所に何を配置するのか決めよう」というイメージですね。

話を少し戻しますが、このURLのアドレス部分にlocalhostと入力することで「自分のコンピューターを自分自身でアクセスする」ことが出来ます。

CANIT先生
CANIT先生

Apacheを起動している状態は、自分のコンピューターをWEBサーバーとして使っている状態です。そのため、localhostを入力すると、上記で紹介したページが表示されるんです。この仕組みを覚えておくと、サーバーの仕組みを勉強するときにも役立ちますよ

PHPはサーバーとのやり取りをする際に使用することが多いプログラミング言語なので、サーバーに関する基礎的な知識は必須です。

まとめ

パソコン
CANIT先生
CANIT先生

今回の講義はここまでにしましょうか。お二人とも、どうでしたか?

猫田さん
猫田さん

とりあえず、Apacheが無事に動いてよかったです

牛山くん
牛山くん

PHPのようなプログラミング言語の学習だけでなく、サーバ関係の知識もあったほうがいい。これは大事ぽいですね

CANIT先生
CANIT先生

そのとおりです。ただ、無理はしないでいいですからね。少しずつ、そして順序よく学習していきましょう

今回で、前編・後編を通してPHPを開発することが出来る環境を整えることが出来ました。 次回からはPHPファイルの作成がスタートします。PHPとサーバーとの仕組みなども合わせて解説していきますので、少しずつ学んでください。

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PHP入門
【この記事を書いた人】
CANIT 先生

あらゆるプログラミング言語をあやつるフリーの凄腕講師。温和な性格で「わかるまで教えます」がモットー。たまに時間ができると動物の仲間達に、プログラミングを教えることもある。現在の生徒は牛山くんと猫田さん。

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