本記事ではPythonのファイルを作成したり、削除したりする方法を解説します。
また、ファイルにデータを上書きしたり追記したりする方法も解説します。
ファイル操作に関しては、以外とやり方を忘れがちです。
やり方を忘れてしまった場合はぜひこの記事を参考にしてくださいね。
Pythonでファイルを作成する方法
Pythonでファイルを作成する方法を解説しまししょう。
○コード例
f = open('test_file.txt', 'w')
f.write('')
f.close()
○実行結果

今回は何も書かれていないファイルを作成しています。
まずはopen関数を使います。
関数って何?という方は【入門編10】Pythonの代表的な組み込み関数を使ってみようをお読み頂けると良いでしょう。
open関数の第一引数に作成したいファイル名、第二引数に「w」を記入すると、ファイルが作成できます。
その後writeメソッドでファイルの中身を作成しましょう。
今回は空のファイルを作成するので、f.write(”)としておきます。
最後にcloseメソッドでファイルを閉じます。
こういった方法でファイルを作成することが可能です。
Pythonでファイルを削除する方法
続いて、Pythonでファイルを削除する方法をみていきましょう。
Pythonでファイルを削除するには、removeメソッドを使います。
○コード例
import os
os.remove('test_file.txt')
○実行結果

ます忘れてはいけないのが「import os」と最初に記入することです。
こちらのimport文を書かないとremoveメソッドが使えないので注意しましょう。
removeメソッドの引数に削除したいファイル名を入力してください。
これで、ファイルを削除することができました。
Pythonでファイルを操作する方法
今度はPythonでファイルを操作する様々な方法をみていきましょう。
以下の項目に分けて解説していきます。
- ファイルを開く
- ファイルの中身を表示する
- ファイルに文字列を書き込む
- ファイルに文字列を追記する
この4つのやり方を覚えればファイル操作の基本はばっちりです。
ファイルを操作の練習を行うために、事前にテスト用のファイルを作成しておきましょう。
ここでは以下のようなファイルを作成します。
○ファイルの中身
りんご
みかん
いちご
ファイル名は「test_file2.txt」としてください。
ただしファイルを置く場所は、プログラムと同じフォルダにしてくださいね。
別の場所でもフォルダの場所を指定すれば実行はできますが、ややこしいので同じフォルダにしましょう。
ファイルを開く
まずはファイルを開く方法を解説します。
ファイルを開く場合は次のようにします。
○コード例
f = open('test_file2.txt')
f.close()
open関数の第一引数に開きたいファイル名を指定します。
ファイルを開くときに関しては、第二引数は指定が不要です。
開いたファイルは、必ずcloseメソッドで閉じておきましょう。
ファイルを閉じ忘れると、ファイル回りで不具合が発生する可能性があります。
なお、ファイルを開くにはもう一つの方法があります。
○コード例
with open('test_file2.txt') as f:
withを使ってファイルを開く方法です。
こちらの書き方でも同じように、ファイルを開けます。
withを使う場合、closeメソッドでファイルを閉じなくて良いのがメリットです。
ファイルの閉じ忘れをなくせるので、こちらの方が便利でしょう。
ファイルの中身を表示する
ファイルの中身をコマンドプロンプト上に表示する方法をみていきましょう。
○コード例
with open('test_file2.txt') as f:
print(f.read())
○実行結果

withでファイルを開いた後、その下にファイルに対する処理を書きます。
readメソッドを使うと、ファイルの中身を丸ごと表示することが可能です。
続いて、ファイルの中身を一行ずつ表示するやり方を紹介します。
こちらの方が使用頻度は高いです。
○コード例
with open('test_file2.txt') as f:
for data in f:
print(data)
○実行結果

for文を使って一行ずつファイルの中身を表示しています。
ファイルに文字列を書き込む
開いたファイルに文字列を書き込む方法を解説しましょう。
○コード例
with open('test_file.txt','w') as f:
f.write('ファイルに上書き')
○実行結果

ファイルに書き込む場合は、open関数の第二引数に「w」を入れてください。
こうすることで「書き込みモード」でファイルを開くことが可能です。
後はwriteメソッドの引数に、書き込みたい内容を指定します。
test_file.txtに「ファイルに上書き」と書き込まれていることを確認しましょう。
ファイルに文字列を追記する
ファイルに上書きではなく、追記する方法も解説します。
○コード例
with open('test_file.txt','a') as f:
f.write('ファイルに追記')
○実行結果

ファイルに追記する場合は、open関数の第二引数に「a」を入れてください。
こうすることで「追記モード」でファイルを開くことが可能です。
先程同様writeメソッドを使って追記します。
test_file.txtに、先程書いた「ファイルに上書き」の次に「ファイルに追記」と書かれている筈です。
上書きしたいなら「w」追記したいなら「a」と覚えましょう。
まとめ
本記事ではPythonでファイルを作成したり削除したりする方法を解説しました。
ファイル操作のやり方を覚えることで、将来Pythonでスクレイピングしたいときなどに役立ちます。
今回まとめた内容を参考に、ファイル操作の練習を行ってみてくださいね。
次回は、Pythonのsplit関数で文字列を配列にする方法を解説します。