せっかくプログラミングスクールに通ったのに、ただお金を無駄にしてしまうケースも少なくありません。

キャニット先生ー、最近、牛山くんがプログラミングスクールに興味を持っているの知ってます?



知っていますよ。熱心でいいことです



でも、スクールに行けば、必ずプログラマーになれるわけじゃないよね?



そりゃそうですよ。ただ、お金を無駄にするだけの人も当然いますよ。そういう人たちには、実は特徴がありましてね……
そんな話をしていると、牛山くんが通りかかりました。どうやら、話が少し聞こえてしまったようです。



プログラミングスクールに通って、なんのスキルも身に付かずお金だけ無駄にする……そんなの嫌なんですけど



牛山くんは、勉強熱心だから大丈夫だと思いますよ



心配なので、お金を無駄にする人たちの特徴を教えてください
というわけで、今回は牛山くんの心配事を解消するために、プログラミングスクールに通ってお金を無駄にする人の特徴を紹介しましょう。
この4つの特徴に当てはまる人は注意!



大きく分けると、プログラミングスクールに通ってお金を無駄にする人達の特徴は、以下の4つです
- 受け身
- 自分の適性を把握できていない
- リサーチ不足
- 計画が浅い



牛山くん、どう? 当てはまってそう?



どうだろう……自分じゃよくわからないですね



もっとわかりやすいように、もちろん詳しくお伝えしますよ
①:受け身






おそらく、このケースがいちばん多いです。「スクールに通って教えてもらえば、エンジニアとして就職できるんでしょ?」と考えてしまう人です
このような受け身の姿勢な人は失敗します。



プログラミングスクールの多くが自習スタイルですもんね



そうなんです。自習をしつつ、わからない部分を講師に教えてもらう。だから、自分で勉強する積極性も必要だし、講師に聞きにいく積極性も必要です。黙って座っていれば、講師が丁寧に教えてくれるわけではありません
お金を払っただけで満足してしまう人も
プログラミングスクールは、高額です。だから、入学を決めただけでも、ある程度の達成感を得られてしまう人もいるんですよ。



ゲームを買っただけで満足しちゃって、ゲームはやらずに積んでしまうパターンか



お金を払う行為には、一定の満足感を与える力がありますからね。注意です
大事なのはプログラミングを学ぶことで、スクールに通うことではありません。スクール通いは、あくまで手段にすぎないのです。手段と目的を混合してしまうと、プログラミングスクールに通うだけで満足してしまい、ろくに勉強しないまま受講期限がやってきてしまいます。
②:自分の適性を把握できていない人






2つめは『自分の特性を理解していない』ケースです。 しばらく前からプログラミングが流行っていますよね。それはとても良いことなのですが……向いていないのに、流行っているからスクールに通ってしまう。それでは、やはり失敗してしまいますよ



プログラミングに向いているか、向いてないかかぁ……



僕は向いているのかなぁ



牛山くんは向いていますよ。この点は大丈夫です



えっ、どうしてですか?



だって、これまでに何度も私の授業を受けて、ついてきているじゃないですか。本当に向いていない人は、少しプログラミングに触れただけで「よくわからないから、やーめた」となってしまうものです
向いているか向いていないかの判断のために、まずはなんらかの形でプログラミングを学ぶことが大事です。たとえば、progateやドットインストールなら、有料会員になっても月に1,000円程度で学べるでしょう。いきなり、プログラミングスクールに入学するのではなく、まずは自分でプログラミングに触れてみてください。
③:リサーチ不足な人






3つめの『リサーチ不足』とは、プログラミングスクールのリサーチ不足です。いくつものスクールを比較検討するべきですよ
プログラミングスクールといってもピンからキリまであります。また、人によって合う・合わないもあるでしょう。授業料が高いから良いスクールではありません。同じように、大手だから良いものでもないです。
就職率には注意
プログラミングを学ぶ人の多くがエンジニアへの転職を希望しているでしょう。そのため、多くのプログラミングスクールに転職支援サービスがついています。



転職できなかったら、授業料返金なんてサービスもありますよね



へぇー いいサービスだね



ところが一概にそうとも言い切れないんですよ
『就職率の高さ』や『返金保証』を売りにして集客につなげているプログラミングスクールもありますが、そのようなスクールで紹介される企業はSES企業がほとんどです。
実際のサービスの中身がどんなものであるのかは、TwitterやGoogleで口コミを探せば容易に入手できます。
④:計画が浅い






最後の4つめは『計画が浅い人』です。プログラミングを学んでどうしたいのか……その目標が曖昧だと、やはり途中で投げ出してしまう人がほとんどですね



どうして、投げ出してしまうのですか?
明確な目標がなく、漠然と「なんとなくプログラミングを学んでみよう」とした気持ちで学習を始めると、途中でつまずいたときに投げ出しやすくなってしまうのは当然です。一方、きちんと将来のヴィジョンを持ち、その上でプログラミングを学ぶ人はたとえつまづいても自分の夢を叶えるために努力できます。その差は、かなり大きいのです。
スクールを決める前に何をやりたいか決める



そもそも、自分が何をしたいのかがわからないままだと、プログラミング言語選びで失敗してしまいますよね



たしかにー
なんとなくで選択したプログラミング言語では、やりたいことができないかもしれません。たとえば、学習途中で「iPhoneのアプリを作りたい」と思ったとしましょう。でも、そのときに学んでいる言語がJavaやPHPだったら……そこまで学習したものがあまり意味をなさなくなってしまいます。
お金を無駄にしたくないならスクールの比較が大事!



プログラミングスクールでお金を無駄にした、なんてことは絶対に避けたいのですが……



わかりますよ。でも、そのためにはまず自分の気持ちを固めること。その上で、複数のスクールを比較検討しましょう。幸い、ほとんどのプログラミングスクールで無料体験を行っています。それぞれのスクールの説明を聞いて無料体験を受けるといいですよ
1つのプログラミングスクールの説明しか聞かないと「ここが自分の探し求めていた場所だ!」と思ってしまうかもしれません。また、勢いで入学してしまう人も一定数います。でも、2つ3つとスクールの説明を聞けば、冷静になれます。また、「どこがいちばん自分に合っているか」もわかりやすくなるでしょう。講師と話をしているうちに、自分のやりたいことがまとまっていくことも少なくありません。
まとめ:プログラミングスクールは使い方次第






なんとなくで入学してしまうと、お金を無駄にしてしまいやすい。それがプログラミングスクールです。もちろん、明確な目標がある人にとっては、最短でスキルを学べる場所でもあるので、結局は使い方次第ですよね



さて……キャニット先生の話を聞いた牛山くんがどうするのかが見ものですな



うぅ……もう少し、よく考えます
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